【筋トレ×論文】トレーニング前の柔軟性ストレッチについてPart2

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 トレーニング前に周りの人達がストレッチをやってるのは見てるけれども、
いざ自分がしようと思うと、どうしたらいいか分からず、とりあえず自分が知っているストレッチを…。

こんな風に、トレーニングを始める前に、適当にした柔軟性ストレッチについて「どんな効果があるのか?」と悩んだことはありませんか?

筋トレ前のストレッチはゴロゴリのトレーニーでも良く知らない人が多いものです。
特に何も考えず「なんとなく…」でやっている人がいるなら、それは意味ないかもしれません!

そんなあなたに今回も論文を元にした、柔軟性ストレッチによる効果を紹介していきたいと思います!

もくじ

筋トレ前の柔軟性ストレッチの有効性とは?

・2011年 リオデジャネイロ連邦大学
「筋力、柔軟性、同時トレーニングが柔軟性と筋力の向上に与える影響」

                                        参考論文リンク

・目的

 16週間後に筋力と柔軟性トレーニングを単独で行った場合

同時に行った場合筋力と柔軟性の向上を検討することである。

・方法

 座り仕事をしている女性80名を、筋力トレーニング(ST;n=20人)、柔軟性トレーニング(FLEX)(n=20人)、両者の組み合わせ(ST+FLEX;n=20人)、対照群(CG;n=20人)の4群のうち1群に無作為に割り付けた。すべてのグループは、柔軟性を確認するためにトレーニング前とトレーニング後にSit And Reachテスト(足を伸ばした状態での前屈)を行い、レッグプレスとベンチプレスエクササイズの10RMテストを行った。トレーニングプロトコルは,CGを除くすべてのグループで,週3回のセッションを交互に行い,合計48回のトレーニングを実施した。筋力トレーニングは、上半身と下半身の8つのエクササイズを3セットずつ、期間を区切って実施しました。柔軟性のトレーニングは、上半身と下半身の静的ストレッチを行いました。

・結果

 筋力トレーニングGP(30±2.0〜36±3.0cm)、両者の組み合わせGP(31±1.0〜42±4.0cm)、柔軟性トレーニングGP(32±3.0〜43±2.0cm)は、ベースラインおよび対照群GP(30±2.0〜30±2.0cm)と比較して、柔軟性が有意に向上したが、治療条件間では有意な差は認められなかった。筋力テストでは、筋力トレーニングGPおよび両者の組み合わせGPが、ベースライン、柔軟性トレーニングGP、および対照群GPと比較して、10RMを有意に増加させることが示された。

・結論

 短期間の筋力トレーニングは、座りがちな成人女性の柔軟性と筋力を向上させる。筋力トレーニングは、追加のストレッチを含めなくても、柔軟性の開発と維持に貢献する可能性があるが、筋力と柔軟性を一緒に行うことで、柔軟性の最適な改善を得ることができる。

この論文についての結論

 この論文については座りがちな女性を対象としているので

ゴリゴリのトレーニーには参考になるかは分かりませんが

ただ動作としての結果は出ていて

この論文からすると筋トレ前にストレッチをしたからと言って

筋トレの効果が上がる訳ではない様です。

  今後とも筋トレ初心者トレーニーに対して

筋トレについての知識を発信して少しでもお役に立ちたいと思いますので

今後ともよろしくお願い致します。

最後までご視聴ありがとうございました。