【筋トレ×論文】トレーニング前の柔軟性ストレッチについて

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 トレーニング前に周りの人達がストレッチをやってるのは見てるけれども、
いざ自分がしようと思うと、どうしたらいいか分からず、とりあえず自分が知っているストレッチを…。

こんな風に、トレーニングを始める前に、適当にした柔軟性ストレッチについて「どんな効果があるのか?」と悩んだことはありませんか?

筋トレ前のストレッチはゴロゴリのトレーニーでも良く知らない人が多いものです。
特に何も考えず「なんとなく…」でやっている人がいるなら、それは意味ないかもしれません!

そんなあなたに今回は論文を元にした、柔軟性ストレッチによる効果を紹介していきたいと思います!

もくじ

筋トレ前の柔軟性ストレッチについて

・2017年 カンピーナス州立大学体育学部運動生理学研究所
 「筋力トレーニングの直前に実施された柔軟性トレーニングが筋肥大、最大強度、柔軟性に及ぼす影響」

                                         参考論文リンク

・目的

 柔軟性トレーニングは、筋トレ中の総トレーニング量を減らす可能性が示唆されている。本研究の目的は、筋トレ直前の柔軟性トレーニング(FLEX-RT)と、柔軟性トレーニングを行わない筋トレ(RT)が、最大筋力と外側広筋の筋断面積(CSA)に及ぼす影響を比較することである。

・方法

 参加者は各脚をRT(柔軟性トレーニングを行わない筋トレ)またはFLEX-RT(筋トレ直前の柔軟性トレーニング)に割り当てられた。両群とも、1回の反復回数の最大値(1RM)の80%で自発的に失敗するレッグエクステンションを4セット行ったが、FLEX-RT柔軟性トレーニングを行わない筋トレ)は筋トレ前に25秒間の静的ストレッチを2セット行った。1~5週目と6~10週目に反復回数と総量を算出した。外側広筋のCSA、1RM、柔軟性をベースライン時と10週間後に評価した。

・結果

 1〜5週目と6〜10週目では、繰り返し回数と総トレーニング量がFLEX-RT筋トレ直前の柔軟性トレーニング)よりもRT柔軟性トレーニングを行わない筋トレ)の方が多かった。外側広筋(CSA)に関しては、主な時間効果が観察されましたが、FLEX-RTよりもRTの方が大きな変化が観察されました(それぞれ12.7%と7.4%)。1RMの主な時間効果も、RTFLEX-RTで同様の変化で観察されました(それぞれ12.7%と12.9%)。柔軟性は、FLEX-RTではトレーニング前後で増加し、RT(2.1%)よりもFLEX-RT(10.1%)の方が大きな変化を示した。

・結論

 これらの結果は、筋トレの直前に柔軟性トレーニングを行うことで、反復回数総量筋肥大の低下に寄与することを示している。

この論文についての結論

 筋トレ前にとりあえずストレッチでもしとくかぁ〜

と何の知識も無く柔軟性ストレッチを行ってしまうと

かえって筋トレの効果が軽減してしまうみたいです、、、。

 今後とも筋トレ初心者やトレーニーに対して

筋トレについての知識を発信して少しでもお役に立ちたいと思いますので

今後ともよろしくお願い致します。

 最後までご視聴ありがとうございました。